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ソフォス、Anthropic の「Project Glasswing」に参画

ソフォスは「Project Glasswing」のメンバーとして、現在一般公開されていない最先端のフロンティアモデル「Claude Mythos 5」へのアクセス権を獲得しました。これにより、AI を活用する攻撃者がソフトウェアの脆弱性を悪用する前に、その脆弱性を発見・修正できるようになります。

John Peterson Sophos

今となっては信じがたいことですが、高いスキルを持つ攻撃者がソフトウェアの脆弱性を発見し、悪用するまでに数週間を要していたのは、それほど遠い昔のことではありません。しかし、フロンティア AI モデルとエージェント型 AI の能力が急速な発展を遂げたことで、わずか数時間でそのプロセスを実行できるようになっています。救いがあるとすれば、この種の攻撃に対する基本的な防御や、攻撃手法そのものは変わっていないということです。とはいえ、急速に進化する AI 時代において攻撃者の一歩先を行くためには、防御側が必要な能力とツールを備えていることが極めて重要です。

だからこそ、ソフォスは Anthropic の Project Glasswing に参画したことを誇りに思います。

Project Glasswing とは?

Claude を開発した AI ラボである Anthropic は、この AI 時代において世界で最も重要なソフトウェアの安全性を確保することを目的に Project Glasswing を立ち上げました。プロジェクトのメンバーは、Claude Mythos Preview の後継で一般には公開されていないフロンティアモデル「Claude Mythos 5」にアクセスできます。Anthropic が公表した研究によると、Mythos は優秀な人間の研究者をも凌駕する深さで脆弱性を発見し、その修正を支援できるとされています。すでに、主要なオペレーティングシステムやブラウザに存在する、数千件もの深刻な欠陥を発見しています。ソフォスは、このモデルを自社のコードだけでなく、お客様が利用しているオープンソースコンポーネントの検証にも活用しています。

最前線の防御に対するソフォスの取り組み

Project Glasswing は、ソフォスが今年参画したいくつかの最先端ラボとのパートナーシップの 1 つです。直近では 6 月に OpenAI の「Daybreak Cyber Partner Program」に参画しました。これにより、ソフォスのアナリストや制御機能をプロセス内に介在させる形で、MDR による脅威調査、アドバイザリー評価、エクスポージャの是正といった防御ワークフローに OpenAI のサイバー機能を組み込んでいます。

ソフォスが Project Glasswing にもたらす価値

ソフォスは、世界中で 62 万 5,000 以上の組織を保護しており、MDR (Managed Detection and Response) サービスのお客様は 4 万社に上ります。これらのお客様は、グローバル企業、中堅・中小企業、そのサプライヤーやパートナー、および地域社会を支える公共部門組織など、あらゆる市場セグメントに及んでいます。ソフォスは、あらゆる規模のビジネスを保護するサイバーセキュリティ基盤の中核を成す重要な存在です。この規模であるからこそ、ソフォスは Glasswing による発見の影響力を増幅させ、プログラムのリーチを広げることができるのです。

お客様とパートナーにとってのメリット

最先端のラボが開発した防御用 AI 機能が、現在ソフォスの社内システムに適用されています。

これにより、次のようなメリットがもたらされます。

  • 攻撃者が弱点を発見する前に、ソフトウェアを強化:Mythos 5 は、ソフォス独自のコードと、お客様が依存しているオープンソースコンポーネントを対象としています。これにより、攻撃者に悪用される前に、脆弱性をより迅速に発見し、修正することが可能になります。
  • エコシステム全体を強化する知見の共有:Project Glasswing は、参画企業が得た知見を Anthropic と共有する仕組みになっています。ソフォスは、規模に応じた防御の実現には透明性が不可欠であると考えており、サイバーセキュリティコミュニティ全体が恩恵を受けられるよう、有益な知見については積極的に公開していくことを約束します。
  • より対等な戦いの場の実現:攻撃者は AI を活用し、かつてないスピードで脆弱性を発見・悪用しています。Project Glasswing は、重要なインフラやソフトウェアを防御する組織が、その対抗手段として世界で最も高性能な防御用 AI システムを配備できるようにします。

何が変わり、何が変わらないのか

ソフォスはこれまでも、Mythos によって何が変わり、何が変わらないかについて公式見解を述べてきました。

AI は、大規模に脆弱性を発見する能力を持っています。そして、それらの脆弱性を悪用することは、かつてないほど容易になりました。被害が出る前にパッチを適用することは、ますます困難な課題となっています。また、脆弱性の悪用は、フィッシング、認証情報の悪用、サプライチェーン攻撃、インサイダーによる脅威などと並び、攻撃者が企業を侵害するために用いる手段ルの 1 つに過ぎません。どれほど高性能なモデルであっても、そのすべてを解決できるわけではありません。

Glasswing が変えることができるのは、防御側がそのギャップを埋めるスピードです。得られた知見はソフォスの製品やサービスへと組み込まれ、パッチ適用サイクルが短縮されます。ソフォスの Defense System をご利用いただいているお客様には、「攻撃者が現れる前に多くの対策が完了しているため、突破されにくいソフトウェア」という成果を実感していただけます。

これこそ、Glasswing がサイバーセキュリティ業界に対して、また、ソフォスがお客様やパートナーの皆様に対して掲げる約束です。この取り組みがどのような成果を生み出し、それをどのように活用するかについては、透明性を保ってまいります。また、得られた知見も共有してまいります。なぜなら、それがサイバーセキュリティコミュニティを強化し、お客様を守るための最善の方法だからです。

詳細はこちら

今週後半、ソフォスは初の「AI セキュリティレポート」を公開する予定です。このレポートでは、ソフォス独自の MDR 対応事例、Sophos X-Ops による分析、および Counter Threat Unit (CTU) のインテリジェンスに基づいて、サイバーセキュリティ分野における AI の現状評価を共有します。Sophos.com での続報にご注目ください。

また、ソフォスは先日、「Mythos ウェビナー」シリーズの第 2 弾を開催し、AI 時代におけるソフォスの機能について解説しました。AI の状況が急速に変化する中、セキュリティリーダーの皆様に向けて、エンドポイント、ファイアウォール、その他のソリューションを活用するための実践的ガイダンスを提供しています。こちらからオンデマンド配信をご視聴いただけます。